第20話「ホシツブとスペクターの事情」

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※ホシツブは十字架に鎖で巻かれて捕らえられている

 

ホシツブ「はぁーなぁーーせぇーー!!このハゲーー!」

 

スペクター「私はハゲてない!むしろフッさぁフッさぁの部類だ♬どこが?どこが?ハゲなんだ?んーーー??」

※スペクターが強い剣幕でホシツブの目の前に顔を近づける

 

ホシツブ「あ、いや、そんな…」※ホシツブは目を背ける

 

スペクター「ん?どこぉ?」※スペクターは更に強い剣幕でホシツブに顔を近づける

 

ホシツブ「いや..売り言葉に買い言葉っていうか…なんていうか、そういうことじゃないっていうか…そんな感じになるとは思ってなかったというか…」

 

スペクター「売りぃ?買いぃ?」※スペクターは更に更に強い剣幕でホシツブに顔を近づける。※ガンギマリの目

 

ホシツブ「…ごめんなさい」

 

スペクター「ふん!」

 

※スペクターがホシツブから顔をはなす

 

スペクター「まったく!未知の生物ほど失礼なものはない!あのチャッピーとかいうカワウソ星人もワシのことをバカにしおって!アルク様がいなければ、ギッタンバッタンのクシャクシャに!…△◼む⚪しゃ&¥&383く92@しゃ&2@“9…」

 

ホシツブ「あのー…ちょっと聞いていいっすか?」

 

スペクター「なんじゃ!!」※スペクターが怒りながら振り向く

 

ホシツブ「ここにいるじじい達も人質?」

 

スペクター「こいつらは、エネルギーじゃ」

 

ホシツブ「エネルギー?」

 

スペクター「こいつらの頭の中にある過去の記憶、特に悪いことをマイナスエネルギーとして抽出して破壊装置を動かしておる。この装置は破壊力は凄まじいが、その星の生物のマイナスエネルギーがないと動かすことができん。条件が厳しいが…まぁマイナスエネルギーが無い星なんてありはせん。特にこの地球にはマイナスエネルギーが溢れておる。我々が破壊せずともいずれは…」

 

ホシツブ「ふーん…そうなんだ…」

 

スペクター「ふん!余計な話をしてしまったわい」

 

ホシツブ「あのー…で、私はどうなる…んでしょうか?」※汗をかきながら引きつった笑顔で

 

スペクター「知らん♬ 惑星破壊は始まってからジワジワ惑星を破壊し、しばらくしたらドーーン!♬ そのまま巻き込まれて死んじゃう感じじゃない?♬」

 

ホシツブ「そんな  ♬  (音符) つけて言うのやめてぇーーー!!やぁーーだーー!!アースは?アースは助けにきてないの?」※ホシツブが荒れる

 

スペクター「アース?あぁ、あの小娘か。残念じゃが、アースは捕まったぞ。今頃、ディーバ様のところで…もう終わりじゃろうな。可哀想な小娘じゃ、ディーバ様にちょっかいを出すとは…さすがの宇宙警察も1人ではな…ふふふ」

 

ホシツブ「え……。は? えーー!!アースが捕まった?!…ぐぅ…宇宙警察をなめるなよ!アースは強いんだ!やられたりしない!お前なんてあっという間に!!」

 

スペクター「威勢だけはいいのぉ…ふふふ。破壊は止められん。その十字架でこの惑星の最後を見届けるんじゃな」

 

ウィーーーーン(機械音)  ※じじい達が機械で奥に収納される

 

※スペクターが部屋を出ていく

 

スペクター「ではさらばじゃ。破壊まであと50分じゃ。ちなみに分かっているとは思うが、その十字架は特殊な素材でできておるから、お前のおかしな技は使えんからなー……」※スペクターが部屋を出ていく

 

※部屋に1人になったホシツブ

 

ホシツブ「ぐぅ…くそ。。アースが捕まったなんて…そんな…あのハゲ野郎…」

 

ガタガタガタ!!!

※物音がする