【ナレーション
ディーバたちが爆発音に気がつくちょっと前..。
DB基地入口を見下ろせる崖の上にアースは居た。
*****
*双眼鏡を覗くアース
アース「なんか警備が増えてない?」
muri「muriです。そうですね。先程の騒ぎで警備を強化したようです」
アース「これ・・やばくない?」
muri「提案です」
アース「そうだ!さっき提案って言ってたよね!なに?なに?」
muri「宇宙警察専用機にはそれぞれ特殊な機能が付いています。操縦者として認める隊員のみに発動権限があり、その隊員に適した効果が発動されます。
その機能の名前は、【シリウス】 」
アース「そんな機能があったんだ!」
muri「入隊したばかりの隊員には知らされていません。対凶悪犯用に開発されたシステムで、強力な能力で犯人を瞬時に逮捕するために作られた特殊機能です。
宇宙船の自動修復があと2分ほどで完了しますので発動が可能です。これを使えば戦況を変えることができるかもしれません」
アース「えー!♫まじ?!♫いいじゃん!使お!使う!私はどんな能力なの?」
muri「5分間、身体能力が超人的に上昇します」
アース「えーー!!♫....って5分間?短くない?」
Muri「5分間です。….アースにデメリットをお伝えしていませんでしたね。この【シリウス】は超人的な能力獲得の反動が大きすぎます。
体への負担が大きすぎるんです。本当は使わせたくありません。
使うと、おそらく3日は動けない状態になるでしょう。」
アース「いーーーーー!!3日も?!」
muri「はい」
・・・・・
アース「でも?♫使わないと勝てないんでしょ?」
muri「はい。作戦はこうです。5分以内に基地内部深層まで到着、惑星破壊装置を破壊し、ホシツブを救出し脱出する。戦闘は避けてください。脱出後は私が安全なところまでワープさせます。先程、宇宙警察本部にSOS信号を送りました。 約5時間後に警察隊が地球に到着。DB惑星海賊を逮捕するでしょう」
アース「反撃開始ね!♫」
muri「はい。作戦成功確率は、50%です」
アース「じゅうぶん!♫」
ピピピピ!
*アースの腰のベルマークが青白く光り点滅
muri「宇宙船自動修復完了致しました。いつでも大丈夫です」
・・・・・
*アースが背伸びをして星空をみる
・・・・・
*アースがちょっと体を動かし、準備運動する
・・・・・
*アースが基地を見下ろす
・・・・・
*アースの自信に満ち溢れた表情
・・・・・
アース「いくよ!シリウス発動!!」
muri「了解。シリウス発動」
*アースのスカートがゆらゆらし、腰からフラフープのような丸い青白い光が、一瞬で大きくなり散った!
*衝撃が周りの木々を大きく揺らす
muri「カウントダウンスタート」
ブゥゥゥン・・・ブワァァ!!!!
次の瞬間。凄まじい風圧とともにアースの姿が消えた。。
一瞬の閃光のようなスピードで走るアース。超人的な動きでたくさんの兵士たちを一瞬で倒していく。
兵士たちには、一瞬の出来事。何が起こっているのかわからない。兵士たちが一瞬でやられ、飛ばされていく。
兵士たちの先に入口。
基地の入口を蹴破るアース
ドガーーーーーン!!!!!!!!!!!WOdcっhskfdvべfsんvけfb;!!!!!!!
*凄まじい衝撃と、とてつもない爆破音と地響き
*高速で走るアース。兵士を倒しながら基地内部通路をすすむ。
シュン!シュン!!!シュンー!!!!!!
アース「・・・」*ニヤ
muri「シリウスアウトまであと4分55秒・・・・・・」
*暗転する