第14話「反撃開始」

【ナレーション

ディーバたちが爆発音に気がつくちょっと前..。

 

DB基地入口を見下ろせる崖の上にアースは居た。

 

 

*****

 

*双眼鏡を覗くアース

アース「なんか警備が増えてない?」

 

 

muri「muriです。そうですね。先程の騒ぎで警備を強化したようです」

 

アース「これ・・やばくない?」

 

muri「提案です」

 

アース「そうだ!さっき提案って言ってたよね!なに?なに?」

 

muri「宇宙警察専用機にはそれぞれ特殊な機能が付いています。操縦者として認める隊員のみに発動権限があり、その隊員に適した効果が発動されます。

その機能の名前は、【シリウス】 」

 

アース「そんな機能があったんだ!」

 

muri「入隊したばかりの隊員には知らされていません。対凶悪犯用に開発されたシステムで、強力な能力で犯人を瞬時に逮捕するために作られた特殊機能です。

宇宙船の自動修復があと2分ほどで完了しますので発動が可能です。これを使えば戦況を変えることができるかもしれません」

 

アース「えー!♫まじ?!♫いいじゃん!使お!使う!私はどんな能力なの?」

 

muri「5分間、身体能力が超人的に上昇します」

 

アース「えーー!!♫....って5分間?短くない?」

 

Muri「5分間です。….アースにデメリットをお伝えしていませんでしたね。この【シリウス】は超人的な能力獲得の反動が大きすぎます。

体への負担が大きすぎるんです。本当は使わせたくありません。

使うと、おそらく3日は動けない状態になるでしょう。」

 

アース「いーーーーー!!3日も?!」

 

muri「はい」

 

・・・・・

 

アース「でも?♫使わないと勝てないんでしょ?」

 

muri「はい。作戦はこうです。5分以内に基地内部深層まで到着、惑星破壊装置を破壊し、ホシツブを救出し脱出する。戦闘は避けてください。脱出後は私が安全なところまでワープさせます。先程、宇宙警察本部にSOS信号を送りました。 約5時間後に警察隊が地球に到着。DB惑星海賊を逮捕するでしょう」

 

アース「反撃開始ね!♫」

 

muri「はい。作戦成功確率は、50%です」

 

アース「じゅうぶん!♫」

 

ピピピピ!

*アースの腰のベルマークが青白く光り点滅

 

muri「宇宙船自動修復完了致しました。いつでも大丈夫です」

 

・・・・・

 

*アースが背伸びをして星空をみる

 

・・・・・

 

*アースがちょっと体を動かし、準備運動する

 

・・・・・

 

*アースが基地を見下ろす

 

・・・・・

 

*アースの自信に満ち溢れた表情

 

・・・・・

 

アース「いくよ!シリウス発動!!」

 

muri「了解。シリウス発動」

 

*アースのスカートがゆらゆらし、腰からフラフープのような丸い青白い光が、一瞬で大きくなり散った!

*衝撃が周りの木々を大きく揺らす

 

muri「カウントダウンスタート」

 

ブゥゥゥン・・・ブワァァ!!!!

次の瞬間。凄まじい風圧とともにアースの姿が消えた。。

 

一瞬の閃光のようなスピードで走るアース。超人的な動きでたくさんの兵士たちを一瞬で倒していく。

兵士たちには、一瞬の出来事。何が起こっているのかわからない。兵士たちが一瞬でやられ、飛ばされていく。

兵士たちの先に入口。

基地の入口を蹴破るアース

 

ドガーーーーーン!!!!!!!!!!!WOdcっhskfdvべfsんvけfb;!!!!!!!

*凄まじい衝撃と、とてつもない爆破音と地響き

 

*高速で走るアース。兵士を倒しながら基地内部通路をすすむ。

シュン!シュン!!!シュンー!!!!!!

 

アース「・・・」*ニヤ

 

muri「シリウスアウトまであと4分55秒・・・・・・」

 

 

*暗転する