第7話「本当に大切なものって何ですか?」

ナレーション

日進市のショッピングモール ノーマルリバー黒池 1階 Re.Bell -リベル-を飛び出し、

日本全国をUFOに乗って飛び回るアースたち….。

日本の美しい街や建造物、自然にテンションMAXな一行であったが…..

 

いぃーいなぁー!!私もナレーションなんてしてないで一緒に行きたかったなぁーー!

あのくそジジイにいっつもこんな損なやくまわ..!?

 

ひげメガネジジイ「💢」

 

ナレーション

あ……コホン。ナレーーション!大好きー!♪♬ 第7話お楽しみください!♬

 

・・・・・

 

アース「はぁー!楽しいぃー!最高だね!」

 

※クロヤナギが周りをキョロキョロしてる

 

クロヤナギ「なぁ、あのマークってなに?どこの場所にもあるけど…宇宙からのなんか?」

※クロヤナギが指差す先には、赤い蛇がトグロをまいたような模様がある

 

アース「え?どれ?…んー見たことないな〜。ホシツブ分かる?」

ホシツブ「ん〜なんでしょうね…。分かりませんね」

 

アース「ねぇmuri、起きてる?」

※アースが腰のベルマークに向かって話す

 

muri「muriです。起きてますよアース。ちなみに私は眠りません」

アース「そっか!いや、それはいいとして、muri!あの模様、何か分かる?」

 

muri「解析中…解析中」

 

ぴぴぴーーーー!

※ベルマークが青白くひかる

 

muri「解析完了」

アース「分かった?」

muri「はい。結論から申しますと、この星はあと48時間後に破壊されます」

 

 

はぁーーーーーー!!!?!?!?!

※全員が驚愕の表情

 

 

アース「ちょっ!ちょっっと!!どういうこと?!」

クロヤナギ「何言ってんだ!!?破壊?!」

もちお「もももち?!」

ホシツブ「ど、どうして!?!」

 

muri「この模様を解説した結果、何者かが惑星破壊装置をセットしたことで

地表に発生する特有な現象であると判明しました」

 

アース「だ、誰がそんなことを…」

muri「分かりません。ただ、この地球のテクノロジーでは作れない装置です。

おそらく我々と同じ世界の者かと思われます」

 

クロヤナギ「なにーー?!」

 

アース「誰なの?!こんな酷いことを!」

muri「追加解析完了。アース、以前に同じエネルギーを感知していました」

アース「同じ?」

muri「我々がワープホールに入る前に起こった惑星破壊です。

そのエネルギーとこの模様のエネルギーが完全に一致します」

アース「え!まさか…あの犯人たちが、地球に?」

 

ホシツブ「ひぇぇぇー!!」

 

muri「私の推測、的中率70%…ですが、惑星破壊装置をセットしてから、

この模様の症状が地表に出るまで1年ほどかかります。

あの惑星破壊の際に生じたワープホールに犯人の宇宙船も飲み込まれ、

我々とは時間軸が1年ほどずれた天の川銀河に到着し、地球に装置をセットした...。

そう考えると辻褄が合いそうです」

 

アース「なんて…こと…」

 

クロヤナギ「ん?!ん!?どういうこと?地球が無くなっちゃうのか?」

もちお「もち…ぃ?」

 

※下を向くアース

 

ホシツブ「黒ダヌキ…。この装置は遠隔では止められない。

直接その場所に行って装置を破壊しないといけない。

でも、そこには犯人たちもいる。惑星破壊なんてする極悪な奴らだ…。俺たちが敵うわけがないんだ」

 

アース「……」

 

muri「muriです。発信機能以外の宇宙船の修理が、あと43時間で完了します。

クロヤナギたちだけなら乗せて避難ができます。

おそらく、敵の戦力を考えると我々だけでは勝ち目はありません。

その星の住民には手が出せないのがこの装置の特徴です。

星の住民は一切気づかず、一瞬にして星を消し去る…。

逃げるのが得策であると算出しました。アース、どうしますか?」

 

アース「……」

ホシツブ「……」

 

※クロヤナギが立ち上がる

 

クロヤナギ「宇宙警察は?宇宙警察は来てくれないのか?」

muri「無理です。この現状を知らせる術がありません。

知らせることができるのが惑星破壊完了のちょっと前…とても間に合いません」

 

アース「…」

ホシツブ「…」

 

※俯いているアースとホシツブを見てクロヤナギが飛び上がる

 

クロヤナギ「まぁ…わいたちは避難しない!敵うか敵わないかなんて分からない!

わいは不思議な生き物だからな!やる時はやったるよ!」

※クロヤナギがシャドーボクシング

 

クロヤナギ「地球はわいたちが守る!やるだけやってみるよ!

わいがいなくなるとmi-ma-も寂しがるしな!ひげメガネじじいもリベルが無くなると悲しがるし!」

もちお「だち!」

 

クロヤナギ「お!もちおもだな!」

もちお「もちち」

 

クロヤナギ「そう言うことで!アースたちは、宇宙船が直ったら本部に戻ってくれ!

muri!装置がある場所を教えてくれ」

 

アース「……!」

※アースが立ち上がる

 

ホシツブ「ダメですよ!アースちゃん!!死んじゃいます!

まだ入隊したての新米隊員なのに!凶悪犯なんて倒せません!絶対にダメです!」

 

アース「ダメ..。見過ごせない。ここで見過ごしたらダメな自分になって一生後悔する!!

ホシツブ!やるよ!地球を救う!」

 

ホシツブ「あーぁ…そう言うと思ってました…勝ち目がないのに…でも…アースちゃんらしいです!」

 

クロヤナギ「い、一緒に行ってくれるのか?」

アース「うん!」

ホシツブ「しかたありませんね!」

 

クロヤナギ「ありがとう…アース、ピンクうんち…」

もちお「もちちう」※もちおがお辞儀する

 

ホシツブ「はぁ〜ん?!黒ダヌキぃ〜!」

 

アース「いこう!!地球を救う!!」

 

「おーー!!!」※全員