ナレーション
日進市のショッピングモール ノーマルリバー黒池 1階 Re.Bell -リベル- に降り立ったアースたち。
そこには不思議な生き物 クロヤナギともちおがいた。
お互いの状況をなんとなく掴んだアースたちはほっとひと息。ふぅー・・
アースとクロヤナギが仲良く話している背後から黒い影が・・・
・・・・・
*近づく黒い影が
・・・・!!!!
ホシツブ「にぎゃーーーー!!なんか楽しそうな感じになぁってーますねーー・・」*黒い影の正体は。ホシツブともちおだった。
もちお「もちち。むにょむにょ」
※もちおのよだれだらけのホシツブ
ホシツブ「いいかげん離しなさい!」
※もちおから離れるホシツブ
ホシツブ「まぁったくぅ、酷い目にあった。この私をむにょむにょするなんて、親父にもむにょむにょされたことないのに…(アムロ風)ブツクサ…ブツクサ」
アース「案外、嬉しかったりして?」
ホシツブ「んなわけないでしょ!ただ…」
アース「ただ?」
※ホシツブの心の声 : 案外…むにょむにょありだな…
※顔を横に振るホシツブ
ホシツブ「なんでもありません!アースちゃん、たしかに緊急事態ですが、犯人の情報もとれない、宇宙船も動かないんじゃあ、どうしようもないですね!しばらくこの野蛮な星にやっかいになるしか…」
アース「野蛮な星じゃなくて地球」
ホシツブ「はいはい。地球ですね!」
アース「どこを拠点にする?そうだ!リベルを拠点にしない?素敵なアイテムいっぱいあるしぃ〜♡クロヤナギももちおいるし〜♬」
ホシツブ「そうですね…嫌!絶対イヤ!って言いたいですが、状況を考えると、ここが安心かもしれません。黒ダヌキもむにょもちもいますがね、、」
※クロヤナギたちを睨むホシツブ。クロヤナギたちはそれぞれ自由に遊んで見てない。
ホシツブ「くっ!!」
アース「じゃあ決定ー!♪」
クロヤナギ「ちょっ!ちょ!そんな勝手に決めやがって!わいたちは夜だけだから大丈夫だけど、お前らは目立つから!あのひげじじいメガネがびっくりする!」
ホシツブ「それは大丈夫です。私たちも夜だけ動けるようにします」
クロヤナギ「ん?どうやって?」
ホシツブ「あなたたちの構造はどうか分かりませんが、我々は擬態という機能を使うことができます。質量の違う物には擬態できませんが、等身大の絵…とかなら擬態できます。どこか大きな絵を飾れる場所はありませんか?黒ダヌキ?」
クロヤナギ「くっ!いちいちムカつくやつだなぁ……お!いいところがあるぞ!もうひとつのリベルのお店だ!うちのmi-ma-が壁画を描くって言ってた!」
アース「わぁお!ピッタリなタイミング♡」
ホシツブ「了解です。そこに擬態しましょう。絵は変わってもmi-ma-さんの記憶を操作すれば大丈夫でしょう」
※クロヤナギともちおがビクっとなる
クロヤナギ「操作…mi-ma-……ごめんちゃす♡」
※クロヤナギともちおがてへって感じ
※アースが腰のベルマークを起動させる
アース「場所は「栄メルパ」、ここね!…OK!じゃあいってくる!」
クロヤナギ「おう……。アース…もうここには来ないのか?」
もちお「もちぃ…?」
※クロヤナギともちおがモジモジしながら
アース「ふふ、毎日くるわよ!だってまだまだ見たいし話が聞きたいもん♡」
※クロヤナギともちおが超笑顔に
クロヤナギ「そうか!…ふん!やっかいな奴だぜ!しゃーねーなぁ!」
もちお「もちちちー!」
アース「可愛いツンデレ(笑) じゃあまた今夜ー!」
※手をふるクロヤナギともちお
※ホシツブが振り返りかっこいい顔で
ホシツブ「グッナイ!黒ダヌキ、むにょもち!」
※既にクロヤナギももちおも遊びに行っていない。
ホシツブ「くっ!!」
ナレーション
こうして、アース、ホシツブ、muriとクロヤナギ、もちおが出会った。
この出会いが地球の運命を大きく変えることになるとは、この時、まだ誰も知らない。あのひげメガネじじいですら…。いや…ひげメガネじじいならもしくは…。
それからアースとホシツブは、名古屋栄のリベルの壁画に擬態した。
壁画から見る街はたくさんの地球人で溢れかえっており、アースたちを驚かせた。
たくさんの地球人、たくさんの人の感情と表情…アースたちは、ワクワクな感情の中によぎる不安を感じていた。惑星破壊…たくさんの悲しみを生む、とてつもない重罪。誰がそんなことを…。何故ワープホールが?みんなは無事なのか?…
正義感の強いアースは、明るい表情の裏に何もできない自分に苛立ちを覚えていた。
まさか…この地球が巻き込まれるとも知らずに…。